【徹底解説】映像初心者に「Filmora X」をオススメする理由【編集ソフトの話】

Hello World.

フリーのビデオグラファーとして活動しているハルトです。

この記事を書いている2021年4月現在で、仕事として制作した本数は約40本ほどになる。

Check

はじめに このページでは、実績掲載可能な映像作品をご紹介しています。 一部ディレクションのみ担当した案件や大きな案件は、ネット上で実績公開出来ないものもありますので、気になる方はお声かけください。 安里コーヒー農[…]

中田 暖人:サムネイル画像

過去にさまざまな編集ソフトを経由して、最終的に「DaVinci Resolve」に落ち着いた。

そんな僕だが「今から動画編集するなら、どのソフトがオススメ?」と聞かれると「DaVinci Resolve」でも「Adobe Premier pro」でもなく‥。

僕は「Filmora X」をオススメする。

個人的にだが、なんでもかんでも「Adobeソフト」を紹介するのは、プロとして無責任だと考えている。

ということで、今日は「Filmora X」の話をしよう。

「動画編集って難しそうだから辞めとこうかな‥」

と考えている人に向けた記事になる。

advertisement
目次

動画編集ソフト「Filmora X」とは?

中田 暖人:Filmora X公式サイト
引用:【公式】Wondershare FilmoraX

本題に入る前に、一旦「Filmora X」という動画編集ソフトについて紹介していこう。

「それより、オススメする理由が知りたい」

という方のために、次の章まで飛ばしても大丈夫な記事構成にしている。

目次から次の章へ進んで欲しい。

※「商用利用」や「推奨スペック」についても触れてるので「Filmora X」を知らないという方は、目を通して置くことをオススメする。

「Filmora X」の概要

「Filmora X」は、Wondershare社が提供する「初心者向け」の動画編集ソフトだ。

読み方は「フィモーラ テン」となる。

Windowsで動画編集するならWondershare FilmoraX(フィモーラX)でYouTube作成や結婚式のビ…

直感的で分かりやすいインターフェースのため、動画編集自体が始めての方でも比較的入り込みやすいソフトになってる。

※Wondershare社は「Filmora X」の他にも多数のソフトを販売しており「Filmora pro」といったソフトも存在するので注意だ。

※「Filmora pro」はコスパが良くないので個人的にはオススメしない。

「Filmora X」の基本性能

中田 暖人:Filmora Xの編集画面
  • カット編集
  • 音声編集
  • カラー編集
  • キーフレーム
  • モーショントラッキング

このような、基本的な動画編集に必要な機能は全て揃っている。

ただ、初心者向けということで、モーショングラフィックスやVFXなどのような、高度な動画編集は厳しいのがリアルなところ。

この辺りに興味があるとか、モーショングラフィックスを極めたいという方は「Adobe After effect」の勉強をする方が効率的だ。

モーショングラフィックスとVFXの業界標準ツールであるAfter Effectsでは、映画、テレビ、動画、web向けの多…

「Filmora X」では、高度な編集ができない代わりに、デフォルトでさまざまトランジションやエフェクトが搭載されている。

そのため、知識がなくてもエフェクトを適用するだけで、それっぽい編集が可能。

いわゆる「Vlog」「YouTuber風」のような動画は、「Filmora X」なら初心者でもサクッと作ることができる。

「Filmora X」の値段

中田 暖人:Filmora X公式サイト
引用:【公式】Wondershare FilmoraX

気になるのが値段ではないだろうか?

「Filmora X」には、さまざまな利用方法があり、操作性を確かめたいだけなら「無料」でもDLすることは可能だ。

しかし、無料版は書き出した動画に「Filmora X」「透かし」が入ってしまうため実質無料での利用はできないと思っておくのがいい。

2021年この記事を書いている現在「Filmora X」は、個人用として4つの契約プランが存在している。

  • 1年間プラン
  • 永続ライセンス
  • Filmora+Filmstock お買い得年間プラン
  • 複数PC用永続ライセンス

※後ほど「商用利用」ができるプランも紹介するので、仕事での利用を想定している方は、そちらもチェックしておこう。

1年間プラン 6,980 円(税込)

こちらは年間契約といった形式になっており、毎年契約の更新が必要となる。

「Filmora X」の全ての機能を使用することができる。

※契約できるPCは一台のみ。

永続ライセンス 8,980 円(税込)

買い切り型で、1度支払ってしまえば、ソフト自体がなくならない限り永続的に利用可能。

Wondershare社が公式で、1番オススメと話してるので「Filmora X」を利用するなら、こちらのプランを選んでおこう。

こちらも、1年間プラン同様に「Filmora X」の全ての機能を使用することができる。

僕は、こちらのプランで買い切っており「DaVinci Resolve」に移行後の今でも、たまに利用している。

※契約できるPCは一台のみ。

Filmora+Filmstock お買い得年間プラン 11,780 円(税込)

こちらは「Filmstock」と言われる「Filmora X」にデフォルトで搭載されているエフェクト以外にも、さまざまなエフェクトが利用し放題のプラン。

全て「商用利用」が可能だ。

  • Filmoraの動画エフェクト
  • Adobe After effectのテンプレート素材
  • 映像素材
  • 写真素材
  • BGM
  • 効果音(SE)

使い方によってはお得とも言えるが、年間契約のコスパを考えると、僕はオススメしない。

Filmoraの動画エフェクト以外も含まれているのは非常に嬉しいが、それぞれ他サイトでコスパに優れたものが存在しているので「Filmstock」にこだわる必要性はない。

また、将来的に他の編集ソフトへ移行した場合に、「Filmstock」のエフェクトは利用できない物も多いというデメリットもある。

※「Filmora X」が気に入り、手軽に高度なエフェクトをかけたいという方にはオススメと言える。

※契約できるPCは一台のみ。

Filmstock

ビデオエフェクト、アフターエフェクトテンプレート、ミュージック&効果音、ビデオ素材&写真素材をダウンロード。著作権フリー…

複数PC用永続ライセンス 37,900 円(税込)

企業や教育などで、複数のデバイスで使用するためのプラン。

僕たちのような個人が利用することは、ほとんどないので選択肢から外して大丈夫。

※5台のPCで利用可能。

商用利用には別途ライセンスの取得が必要

中田 暖人:Filmora X公式サイト
引用:【公式】Wondershare FilmoraX

個人用‥、つまり僕たちがVlogなどをYouTubeにアップするような使い方の場合は、先ほど紹介した個人用の4つのプランから選ぶだけでいい。

しかし、仕事として「Filmora X」を利用する場合には、ライセンスの取得が必要となる。

「Filmora X」のライセンスの定義

個人と仕事の定義に関しては、公式サイトにて詳しく説明してある。

購入前によくある質問を記載する…

簡単に説明すると‥。

例えばVlogなどをYouTubeにアップし、結果的にYouTubeで広告収益が発生した場合は個人利用としての扱いになる。

逆に、商用利用の扱いになるのは‥。

企業のプロモーション映像やYouTubeの企業案件などの、お金が発生するような映像になる。

実例

こちらは完全に個人として作成した映像なので、広告収益が発生したとしても「個人利用」の扱い。

こちらの映像は、旅館のプロモーションビデオとして作成しており、制作に伴ってお金が発生しているので「商用利用」となる。

商用利用できるプラン

現状、「Filmora X」には、ライセンスの取得には3つのプランがある。

  • 3ヶ月プラン
  • スタンダード3ヶ月プラン
  • 永続ライセンス
3ヶ月プラン 3,480 円(税込)

自動更新型のいわゆるサブスクリプション形式で「Filmora X」を商用利用することができる。

スタンダード3ヶ月プラン 5,980 円(税込)

こちらも、同じく自動更新型だが「Filmora X」に加えて「Filmstock」のスタンダードプランを利用することができる。

永続ライセンス 14,900 円(税込)

買い切り型で「Filmora X」を商用利用することが可能。

個人プランと同様に、買い切り型が最もコスパに優れているので「Filmora X」を長く利用するなら、こちらの永続ライセンスを取得しておくのがオススメだ。

推奨スペック

中田 暖人:PCを操作する人

次に推奨スペックについて解説していく。

「Filmora X」は、Windows・Mac両方に対応しているので、DLの際は自分の使用しているOSを選ぶようにしよう。

気になる「Filmora X」の推奨スペックは下記の通り。

Mac OS

OSmac OSv10.12またはそれ以降
CPUIntel i5以上のCPU、2 GHz以降(Intel 6th Gen以降を推奨)
RAM8 GB RAM(HDおよび4Kビデオには16 GBが必要)
GPUIntel HD Graphics5000以降。 AMD RadeonR5以降。 2 GB vRAM
(HDおよび4Kビデオには4 GBが必要)
ディスク10GB以上の空き容量が必要です。(SSD推奨)
引用:【公式】Wondershare FilmoraX

基本的に、新型のMacbookなどを買っておけば100%推奨スペックを満たせる。

M1チップ搭載なら、オーバースペックなほどだ。

Windows OS

OSWindows 7/Windows 8.1/Windows 10 ( 64 bit OSでのみ動作可能)
CPUIntel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHz以上
(HDおよび4KビデオにはIntel第6世代以降のCPUを推奨)
RAM4 GB RAM(HDおよび4Kビデオには8 GBが必要)
GPUIntel HD Graphics5000以降。 NVIDIA GeForce GTX700以降。 AMD RadeonR5以降。
グラフィックドライバは最新を推奨。
ディスク10GB以上の空き容量が必要です。(SSD推奨)
引用:【公式】Wondershare FilmoraX

Windowsの場合、Macとは異なりメーカーが多いので、PC選びが難しい。

安いものだと、最低スペックのメモリ4GBがギリギリ満たせるかどうかだったりもするので注意だ。

オススメは、3万円台の「CHUWI Herobook Pro」あたりではないだろうか?

低スペックのPCでも十分使用できる

次の章で詳しく説明するが「Filmora X」は、最低4GBのメモリで使用することができるので、PCに予算を割けない方などにもオススメだ。

「Filmora X」を一言で表すと

長々と「Filmora X」について解説してきたが、一言で表すなら「軽くて動画編集の入り口に最適なソフト」といったところ。

では、ここからは、仕事で動画編集を行っている僕が「Filmora X」を初心者にオススメする理由について解説していこう。

僕が「Filmora X」を初心者にオススメする本質

大前提として、動画編集は楽しくないと続かないということを頭に入れておいて欲しい。

なぜなら、一度「楽しくない」と感じてしまうと‥。

「自分は動画編集に向いていない」といったマイナスな方向に考えてしまい、せっかくの可能性を狭めることに繋がる。

この「Filmora X」は、そういった「楽しくない」と感じさせる動画編集ソフトの欠点をうまく克服できており、誰が使っても「それなりの映像」が手軽に作成できるようになっている。

動画編集が初めてな方に、ベストな選択と言える。

実際に、僕は「Filmora 9」という、「Filmora X」の一つ前のバージョンのソフトから本格的に動画編集始めた。

その前に「iMovie」「DaVinci Resolve」「Premier Pro」など、当時オススメされたソフトも触ってみたが、想像以上に難しくて入り込めなかった。

それくらい「Filmora X」は初心者にとって、扱いやすいソフトなのだ。

まさに動画編集の入り口と言える。

将来的には「Filmora X」からは離れることも視野に

しかし、動画編集を極めれば極めるほど「Filmora X」では、性能的に追いついていけないので、本当に映像クリエイターを目指すなら、最終的には他ソフトへの移行を考えておこう。

繰り返すが「Filmora X」は、動画編集の入り口だ。

動画編集を好きになるための通過点と認識するのがオススメ。

まずは「Filmora X」を通して、動画編集の概念を理解していこう。

「Filmora X」をオススメする理由

中田 暖人:サムネイル画像

長々と話したが、そろそろ本題に入ろうと思う。

ここからは「Filmora X」のオススメなポイントを一つづつ解説していく。

  • 直感的に操作できるインターフェース
  • デフォルトでエフェクトが多数使用可能
  • 推奨スペックが低く軽い
  • コスパに優れてる

直感的に操作できるインターフェース

「Filmora X」は、他のどのソフトよりも、圧倒的に直感的にインターフェースとなっている。

実際に、他ソフトと比較してみると分かりやすい。

僕が普段使用するものをピックアップした。

Adobe Premier Pro

機能が豊富すぎて、初心者にはとっつきにくい。

Adobe After effect

AEの場合、そもそもモーショングラフィックスやVFXに特化しているため、編集ソフトとしての性質が大きく異なる。

音声波形が存在しなかったりと、確実にプロ向けの仕様となっている。

DaVinci Resolve

「DaVinci Resolve」は、もともとカラー編集専用のソフトだったこともあり、カラー編集においては、ずば抜けた性能を誇る。

その代わり「ノード」「Fusion」といった、独自の概念が存在しており、とてもじゃないが直感的とは言えない。

Blender

「Blender」は、3DCGのソフトで、この中に含めるが迷ったが、こういったインターフェースも存在するといった意味合いでピックアップした。

Filmora X

他ソフトと比べて、圧倒的に見やすいのではないだろうか?

PCが初めてという方でも、スマホと同じような感覚で、編集を行っていける。

ぱっと見で入りやすいかどうか?というのは非常に大切な部分で、ぱっと見が「難しそう」から始まると、やはり続かない。

デフォルトでエフェクトが多数使用可能

中田 暖人:Filmora Xの編集画面

次にオススメな理由は「Filmora X」のエフェクトの豊富さと、その実装のしやすさだ。

まず「Filmora X」には、デフォルトで下記のようなテンプレ素材が搭載されている。

  1. テロップ
  2. OP or EDタイトル
  3. トランジション
  4. 特殊エフェクト
  5. エレメント(VFXのようなもの)

気になったエフェクトなどをドラッグ&ドロップするだけで、簡単に適用できる。

中田 暖人:Filmoraの編集画面

他のソフトでは、それぞれパラメーターを変更する必要があり、初心者には正直なところ分かりにくい。

1.テロップ

中田 暖人:Filmoraのテロップ編集

よく見かけるYouTuber風のテロップや、一風変わったおしゃれなテロップなど多数のテンプレートがデフォルトで搭載されている。

また、アニメーションなどのパラメーターを変更することも可能で、文字を縁取ることもできる。

中田 暖人:Filmoraのテロップ編集

1度使用したテロップは、オリジナルのプリセットとして保存しておくことも可能だ。

2.OP or EDタイトル

「Filmora X」には、オープナーと呼ばれる、いわゆるOPなどに使える素材も多数存在する。

さらに、ED素材には「エンドロール」などもあり、映画風の演出は簡単に実装することができる。

中田 暖人:エンドロール

3.トランジション

映像の切り替えに使用する「トランジション」も、標準で多数搭載されてる。

高度な調整は厳しいが、アンアクションでそれっぽい映像を作ることができる。

4.特殊エフェクト

わざとノイズを発生させたり、フィルムカメラのような表現をしたりと、様々なエフェクトが存在している。

どれも、他のエフェクトと同じで、ドラッグ&ドロップで適用可能だ。

また、シネマチックな映像によく使用される「2.35:1」のシネマスコープと言われるアスペクと比にクロップできるエフェクトもあり、僕はかなりお世話になった。

中田 暖人:Filmora Xの編集画面

5.エレメント(VFXのようなもの)

分かりやすくいうと、炎などのCG素材を映像に挿入できるものだ。

テンプレートライブラリーの「Filmstock」を契約すれば、銃撃戦などのVFXなども利用することができる。

他ソフトでは作成の難易度が桁違い

こういった「Filmora X」で簡単に実装できるエフェクトなどは、他ソフトでも当然作成することはできる。

ただ、難易度が桁違いに高く、それに伴ってPCのスペックも高いものを要求される。

その分「Filmora X」よりも、高品質なエフェクトを作ることが可能だ。

しかし、やはり初心者にはハードルが高いと言える。

初めは「Filmora X」を使用し、なんとなくで動画を作る方が楽しい。

推奨スペックが低く軽い

次にオススメするポイントは「Filmora X」の軽さだ。

推奨スペック自体も、最低4GBメモリから使用することができる。

とはいえ、4GBだとギリギリすぎるので8GB程度で考えておこう。

他ソフトの推奨スペック

この記事では詳しく書かないが、例えば「DaVinci Resolve」「Adobe Premier Pro」などは、最低16GBのメモリが必要だ。

さらには、GPU(グラフィックス性能)を搭載したPCでないと、ろくにプレビューすらできない。

高度な分、必要とされるPCスペックも大きくなるのだ。

初期費用を安く抑えられる

「Filmora X」なら、今持っているPCでも対応できる可能性が高く、動画編集用に新しいPCを買う必要がないので、初期費用を抑えて始めることができる。

実際に、僕が「Filmora 9」を使い始めた頃に使用していたPCは、2016年型のMacBook Proの8GBだった。

数年前かつメモリ8GBの低スペックPCだ。

それでも十分使うことができたので「Filmora X」は非常に軽いソフトと言える。

コスパに優れている

最後に「Filmora X」の圧倒的なコスパについて触れよう。

「Filmora X」は、個人利用なら8,980 円(税込)で買い切って使用することができる。

Adobe creative cloud¥6,248(税込)月額
Final Cut Pro¥36,800(税込)買い切り
DaVinci Resolve Studio¥39,578(税込)買い切り
Filmora X¥8,980 円(税込)買い切り

他社ソフトと比べると、圧倒的に安いのが分かる。

たしかに、安い分編集ソフトとしての性能は劣る。

しかし、初心者が動画編集を行うには十分すぎる性能なので安心してオススメできる。

「高いソフトにしたけど難しくて面白くない」

と辞めてしまうなら、コスパに優れた「Filmora X」から始めることをオススメする。

最後に

とても長い記事になってしまったが、プロである僕が初心者に「Filmora X」を、あえてオススメしている理由が伝わったと思う。

前提として、何事も「楽しくない」と続かない。

そして動画編集に関しては、なおさらそういった部分が顕著に現れる。

僕は、なんでもかんでも「Adobe」ソフトなどを進めるような、無責任なことはしたくない。

難しくて挫折するのは、本当にもったいない。

ということで、そろそろ記事を終わりにする。

この記事を読んで「Filmora X」から始めてみようと思ったなら、ぜひ楽しみながら映像制作を行って欲しい。

advertisement
中田 暖人:サムネイル画像
最新情報をチェックしよう!