【3ステップ】スローモーション映像の作り方|フレームレートが答え?

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中田 暖人:サムネイル画像

今回は「スローモーション映像」の作り方について解説していこうと思う。

スローモーションは映像のクオリティを格段に上げてくれるので、この記事でしっかりと覚えていこう。

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フレームレート(fps)を理解しよう

中田 暖人:シネマカメラ

まず、フレームレート(fps)という言葉は知っているだろうか?

動画は写真の集合体

実は、動画というのは写真(コマ)を連続して再生することによって、動いているように見せている。

いわゆる、パラパラ漫画に近い。

そのコマが一秒間に使われる枚数を表したのが「フレームレート」だ。

「frames per second」を略して「fps」と表現されることもある。

具体例

例えば、24fpsなら一秒間に24枚の写真が使われる。

60fpsなら一秒間に60枚など、数値=秒間の枚数と思っておくと分かりやすい。

スローモーションにはフレームレートが深く関わってくる

ザックリと説明したが、フレームレートは「一秒間に使われる写真の枚数」ということだ。

スローモーションは、この「フレームレート」という概念がとても重要で、上手く設定できないと映像がカクカクしたりと出来の悪い映像になってしまう。

もっと詳しく知りたい方は、一度下記の記事を読んでみよう。

HaruCreate.official

動画編集やゲームをしていると耳にする‥「フレームレート」「fps」といった言葉。今回はそんな「フレームレート」について実…

ここまでのまとめ

「フレームレートは、一秒間に使われる写真の枚数」

「スローモーション映像には、フレームレートが大きく関わってくる」

【3ステップ】スローモーションの作り方

中田 暖人:撮影現場
  1. 作る動画の方向性を決める
  2. 撮影フレームレートを選択
  3. 編集フレームレートを選択

基本的には、この3ステップでスローモーションは作ることができる。

前提条件

  • 使用機材:iPhone
  • 編集:PC用のソフト
  • フレームレートは理解している

今回は、分かりやすさ重視で上記の条件に限定する。

ステップ1:作る動画の方向性を決める

この方向性というのは例えば‥。

「映画風」なのか「面白い動画」なのか?といったことになる。

方向性を決めるのは、それぞれ適正なフレームレートが異なるのが理由だ。

適正なフレームレート

映画に近い表現をしたい場合は「24fps」が最適とされており、テレビ番組などは「30fps」が最適とされている。

この、方向性を決めないとステップ2の「撮影フレームレート」の設定でつまづくので、最初にしっかりと方向性を決めておこう。

映画風(シネマティック)にする

今回は、スローモーションが映えるシネマティック動画にしようと思う。

表現に適正なフレームレートは「24fps」だ。

つまり、最終的に24fpsで書き出すことになるため、撮影時も24fpsを基本として考える必要がある。

ステップ2:撮影フレームレートを選択

では、早速撮影に取り掛かっていこう。

24fpsの映像でスローモーションを作るには、それ以上のフレーム数が必要で、それぞれをまとめたのが下記の表になる。

フレームレートスローモーションの倍数
30fps1.25倍
60fps2.5倍
120fps5倍
240fps10倍

計算方法は簡単で「30÷24=1.25」といった感じだ。

ベースとなるフレームレートが変われば、スローモーションの倍率も変わるので、慣れない内は計算をするのがオススメ。

60fpsで設定

今回は、2.5倍のスローモーションを作りたいので、60fpsに設定し撮影していきたいと思う。

理由としては、iPhone撮影で4Kをキープしつつスローモーションにしたいからだ。

現状の多くのカメラは、120fpsとなるとフルHD画質までしか撮影できないことが多い。

※今後は比較的リーズナブルで「4K 120p」に対応する機材も増えていくだろう。

設定方法

iPhoneの場合は、解像度とフレームレートが表示されてる部分をタップすることで変更できる。

中田 暖人:iPhoneの撮影画面

120fps /240fpsに関しては、スローモーション撮影を選択することで変更可能。

一眼レフなどは、カスタムボタンの設定をすることで、細かく設定した内容を瞬時に呼び出すことができる。

設定ができたら、早速撮影していこう。

ステップ3:編集フレームレートを選択

撮影が終わったら、ステップ3の「編集」に入っていこう。

今回は、Mac・Windows共に無料で利用ができる「DaVinci Resolve」を使用する。

革命的な新ツールを搭載。編集、カラーコレクション、プロフェッショナルなオーディオ・ポストプロダクションを単一のアプリケー…

※表示は異なるがソフトが違っても設定する内容は変わらない。スマホの編集ソフトも同じだ。

編集方法

まずは、素材をソフトに取り込んでいく。

素材の取り込み
中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

どの編集ソフトも「ファイル」→「読み込み」「ドラッグ&ドロップ」で、素材の取り込みができる。

取り込むと「フレームレートを変更しますか?」的なアナウンスがされるが、とりあえず「変更」にしておいて大丈夫。

中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

これは、素材に合わせてタイムラインのフレームレートを変更しますか?ということだ。

後から変えられるので、あまり気にすることはない。

フレームレートの変更
中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

取り込みが終わったら、設定の項目に入ってベースとなるフレームレートを「24fps」に変更しよう。

「ファイル」→「プロジェクト設定」で設定項目を表示できる。

素材をタイムライン上に並べる
中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

変更ができたら、早速タイムライン上に素材を「ドラッグ&ドロップ」で並べていく。

速度の変更
中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

素材を右クリックし「速度の変更」を選択。

今回は「24fps」の動画で「60fps」をスローモーションとして使用するため速度を「40%」下げる必要がある。

この40%という計算方法は「60÷24=0.4」で出すことができる。

ほとんどの編集ソフトは、このように等倍(100%)に対してパーセンテージを下げることで、映像の再生スピードを下げることができる。

逆に早めたい場合は、パーセンテージを等倍(100%)より上げていくことで映像を早めることが可能だ。

書き出し
中田 暖人:DaVinci Resolve編集画面

編集した映像を書き出してみよう。

DaVinci Resolveの場合は「デリバーページ」にて動画のエクスポート(書き出し)ができる

これで、スローモーションの作り方は終わりになる。

スローモーションは部分的に使おう

中田 暖人:ひまわり畑と女性

今回は、練習のためにスローモーションだけで書き出しているが、基本的には等倍の映像と組みわせることが大切だ。

スローモーションを使用した作例

いくつかスローモーションの手本になりそうな映像をピックアップしてみた。

AUXOUT

Chris Rogers

sazjou no hana /グレイ

それぞれの映像を見ていくと、サビなどの盛り上がる部分強調したいシーンなどがスローモーションで表現されているのが分かると思う。

闇雲にスローモーションを使うのではなく、上手く組み合わせて「飽きの少ない」表現を目指そう。

スピードランプ

少し高度な編集方法にもなってしまうのだが‥。

スローモーションを覚えたら「スピードランプ」という編集方法も覚えていくのもオススメだ。

スローから急に速度を早めたりなど、映像にとても緩急をつけることができる。

下記の映像は、スピードランプを多用した映像になっているので、イメージとして見てみて欲しい。

最後に

中田 暖人:草原を歩く女性

知識は覚えるだけでは、あまり身につかないので覚えたことはすぐに実践していこう。

そして、映像は作れば作るほどクオリティが上がっていく。

下手とか初心者とかは、全く関係ないので、楽しみながら数をこなしていくのが良い。

ということで、今回の記事はこの辺りで終わりしようと思う。

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中田 暖人:撮影現場
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