Hello World.
旅をしながら映像制作を行ってるハルトです!
ここ最近、自分自身の「映像との向き合い方」を考え直したので、今日はその辺りを語っていきます。
ただの「綺麗な動画」から「伝わる動画」にレベルをあげていきたいです。
この話は、stand.fmでも語っているので、良ければ覗いてみてください。
「人にフォーカス」した動画作り

僕はフリーのビデオグラファーとして活動しているので、映像制作のプロダクション(企業)などよりも、かなり低単価でお仕事を受けています。
しかも、僕の場合はアシスタントなどいなく、企画・構成・撮影・編集まで完全に1人です‥笑。
大体の相場感としては、プロダクションなら「50万円〜」という印象で、上になると一本の映像で「1000万円〜」クラスの案件も耳にしますね。
一体、どんな大型案件なんでしょう‥。
そんな中で、僕はスタンダードな撮影プランを「10万円」で提供しています。
- PR映像
- メモリアル映像
- セミナー映像
- インタビュー映像
などが主な対象です。
クライアントとの距離が近い
僕の提供している価格帯のクライアントさんは、中小企業だったり、個人の農家さんやボランティア団体などが多いです。
だから直接、社長や代表者とやりとりする場合がほとんどで、必然的にクライアントとの距離がかなり近くなります。
これが大企業などになってくると、関わるメンバーの数も桁違いですし、代表者と直接打ち合わせできる機会も少ないでしょう。
実際に、僕がサイバーエージェントグループの会社に勤務していた時は、大型案件になると、関わるメンバーも数十人規模でした。
代表者の出演が映像に必要
そして、まだ小さな企業や団体の映像には、代表者の姿が絶対に必要不可欠です。
なぜ、代表者が映像に必要なのかというと‥。
- 一体誰なのか?
- 何をしている人なのか?
- 何を売っている人なのか?
- どんな人柄なのか?
- どんな思い(ドラマ)が背景にはあるのか?
こういった部分からブランディングしていかないと、思った部分にリーチができないからです。
単純な「綺麗な映像」だけでは、何をアピールしているのかが分かりにくい‥。
クライアントの人柄が想像できる映像
例えば、コカ・コーラなら、社名だけで何の商品か分かりますよね。
マックとかまさにそうです。
でも「安里コーヒー農園」と聞いて、誰が浮かびますか?
コーヒーに関するものだとは予想できますが、作ってる人や「思い」までは、正直分からないです。
こちらは、沖縄県北部でコーヒー作りをしている「安里さん」がクラウドファンディングをしたいとのことでで撮影させていただきました。
ヤンバルの中、たった1人で活動しています。
この映像が、もし代表者が映ってなく、ただ広大な農園を「綺麗な映像」で収めただけだったら‥?
おそらく「人を動かすこと」はできないでしょう。
見た人の中で「綺麗なところだね」で終わってしまったら意味がないのです。
だからこそ、あえてオフショットも入れましたし「話すことが苦手」という安里さんに無理をいってインタビューさせていただきました。
人柄や「思い」が見えてこそ、「応援したい」「関わってみたい」「商品を使ってみたい」と視聴者に思わせられるはずです。
「綺麗なだけの映像」からは卒業します。
今は昔と比べて、人の繋がりが重視される時代になってきました。
「綺麗」「おしゃれ」な映像だけでは、なかなか人は動かなくなっています。
見て満足してしまう人が多いからですね。
クライアントにとっても僕にとっても、それでは映像を作る意味がないので、単純な「綺麗」だけを追及するのは、もう辞めにします。
撮影方法や技術だけを磨くのは卒業です。
もっとストーリー性のある、もっと人を動かせるような「演出」という部分に力を入れていきます!
そう決意しました‥。
「綺麗だけ」はアートとして

ですが、やはり「綺麗」な映像や「奇抜」な表現方法も、非常に大切な部分です。
なので、そこに関しては「Cinematic Vlog」として、僕自身の中でゆっくりと磨いていきます。
今後は、FPVドローンでの撮影や、GoProを使った奇抜なトランジションなどにも、どんどん挑戦していく予定です。
ただ、それはもはやアートの領域になっていきます。
表現方法の追及ですね。
この部分をクライアントさんに押し付けないようにします。
自己満の映像は、自分の中だけでやるべきです‥。
ということで、今日の話を終わりにします!
少しづつでも、以前の自分から成長していきたいですね。
ただの「綺麗な映像」から人に「伝えられる映像」へ‥。